隠れた銘酒


長い間日本酒に携わってきても、見逃していたお酒は数限りなくあります。


石川県白山市 吉田酒造「手取川」はもう15年近く前から何度も使っているお酒でした。が、この「露堂々(つゆどうどう)」の存在をしったのはつい2-3年前。うかつにも長いこと存在を知りませんでした。



出品酒の槽口あらばしりを斗瓶にとってマイナス十度で半年以上熟成させたというお酒です。昨年の露堂々はあらばしりとは思えないほど綺麗なまとまりを感じるお酒。今年はダイナミックさを秘めたお酒に仕上がっているように思えました。


「つゆどうどう?ろどうどうじゃなくて??」と聞きただすような教養人はまだ現れませんが。。。って私も調べていて初めて知った「明暦歴露堂々(めいれきれきろどうどう)」ということば。変換するとAtokがちゃんと表すというのも自分の浅学を露わにする瞬間なんであります。