今使えるかもしれない料理その2


出汁は削った鰹節と昆布からだけしかできないわけではありません。


魚や肉の骨、それらを煮込んだときにも美味しい出汁ができますので、無駄にしないで使ってみましょう。


たとえば、煮豚。


様々な料理方法がありますが、今回使うのは豚の肩ロースの塊。煮込んだ時に硬くしまらずに美味しくできます。


豚肩ロースを塊で1kg 大きければ縦半分にきって凧糸で縛ります。水の中に葱の端っこ、生姜の皮、月桂樹など(香りのあるもの)を入れて茹で始めます。沸騰したら弱火にしてアクを取りながら約1時間。べったり鍋にくっついている必要はありません。一時間後に豚がやっとかぶるくらいの水の料理なっているくらいだと煮豚の汁は出汁としてもとても美味しく仕上がっています。


煮あがった豚は
水220cc(キューブのコンソメを入れておきます)
醤油300cc
塩小さじ1
砂糖50g
昆布
以上を煮立たせた煮汁のなかにいれて4時間ほど置きます(豚を煮ている間に作りましょう)この漬け汁は冷蔵庫で保存も効きます。


そのままスライスして食べても美味しいですし、ラーメンに入れてもgoodです。


残ったスープは漉してペットボトルに保存して置きましょう。翌日油が浮きますのでそれを取り除いて、ナンプラーと塩で味を付けてうどんのスープはどうでしょう。乾麺で充分ですので茹であげ、このうどんのスープ煮タップリの葱を入れればナンプラー風味のフォーみたいなうどんの出来上がり。


カップラーメンにお湯を注ぐよりもほんのちょっとの手間で美味しい麺ができます。


ナンプラー しょっつる ニョクマムの類の魚醤は旨み成分がたっぷり入っていますので、出汁の旨みが少なくてもそれを補ってくれます。一本用意して置くととても便利。