今つかえるかも知れない料理


被災地では今日のおにぎり一つが手に入らない場所があるという状況で、首都圏では買占めに走る人々が横行していると聞きます。


被災の経験のない私ですが、もしかしたら場所によってはお役に立てるかもしれない料理法を少しづつですが発信していきます。



生鮮食品が手に入らない時、日本には乾物と言う先人からの智慧があります。お惣菜屋さんで買ってくるだけで焚き方を知らない方のために、まずは高野豆腐から。


高野豆腐は乾燥のままでしたら、常温で置いてあっても保存が効きます。使うときにはやっと手を入れられるようなお湯をタップリめに用意して高野豆腐を浸します。少しすると水分を吸い込んで柔らかく膨らみます。しっかり膨らんだ高野豆腐を軽く絞るようにすると白濁した水分がでてきます。別にボールにはいった水を用意して何度か水をかえながら水が透明になるまで繰り返し絞ります(2-4回)


出汁:400cc
薄口醤油:30cc(大さじ2)
味醂:30cc(大さじ2)
塩:小さじ1/2
砂糖:大さじ1/2
(分量は高野豆腐の数によって倍、三倍と増やしてください)


のあわせ出汁を用意して、絞って小口に切った高野豆腐を入れて7-8分弱火で焚いてできあがり。簡単です。


一般的な鰹節の出汁が手に入らない時、もちろん顆粒や濃縮の出汁の素でも充分ですが、塩気が少量入っていますので、塩分を最初はちょっと控えめに味付けを。


鰹節が手に入らない時、使い易いのが、昆布といりこやジャコ。両方とも使う前に水に入れておくと旨みが出やすいです。


出汁のお話はまた明日。