使われていないお膳


輪島塗 鶏を蒔絵に描いた螺鈿のお膳。繊細な猫足です。




昔はこういう低いお膳が畳の上に置かれて食事をしたのです。昨今ではこういう食べ方をお客様に強いるのはかなりのストレスになるでしょう。なにしろ器を持って食事をするという習慣がないのですから。


というわけで、もう長い間倉庫にしまわれたままのこのお膳、なんとか利用できないものかと思いをめぐらしています。