福井県の黒龍が初めて醸す酒米愛山(あいやま)を使用した純米大吟醸です。
今、全国の蔵元が興味を持っている酒米かもしれません。
もともとは大手メーカーの剣菱が兵庫県の契約農家に栽培をさせていたお米で、以前の資料ではわずか38ha耕作面積しかないと聞きました。酒米の中で唯一山田錦と雄町という酒米の二雄血統をひくお米で、大吟醸を作るための芯白は山田錦よりも大きいのだそうです。
私が知る限りでは剣菱の後十四代 磯自慢が愛山を使い始め、その後東洋美人 南部美人など仲のいい蔵にわずかづついきわたって広まったように記憶しています。
今回、黒龍愛山が流通したのはごくわずか。