骨太の日本映画


仕事に向けて着替えている最中にたまたま見かけた日本映画「荷車の歌」(山本薩夫監督)


黒澤以外の古い日本映画にほとんど興味がなかった私でも、ほんの数分で映画の持つ骨太な力強さが伝わってきます。こんなすごい日本映画をしらなかったなんて。。。残りを録画し仕事終わりに最後まで見ると、貧困にあえぎ姑にいじめられながらたくましく明治大正昭和生きていく女性を描きながら、決して「おしん的」な思い入れを視聴者に与える薄っぺらさがありません。立場も環境もまるで違うのですが、女性を描いた凄みはスカーレット・オハラ風と共に去りぬ」を思い起こさせました。見ごたえのある映画でした。