ちょっと上達

clementia2008-07-04



招福楼さんなどで食べて「どうやっているんだろう?」と、長い間私には高いハードルであった甘鯛の焼き加減が上手くできるようになってきました。あれやこれや様々な試行錯誤の結果です。もしかすると方法は違うのかもしれませんが、食感は似ているような気がします。まっ、技術的なレパートリーが一つ増えたのは嬉しいものです。


表に出てくるのはほんのちょっとの変化なのですが、先日「こういう風に甘鯛を食べさせてもらったの京都以外では初めてだよぉ」とおっしゃってくださったお客様がいて、ひとりでも理解してくださった方がいたことに小躍りするほど嬉しかったりします。


そういえば和食では縁遠い、肉を焼く作業もこの3年くらいでワンランクアップできたような・・・(これも気がするだけですが) ふとしたことで「あっ、これかぁ」と手を打つのです。


技術の高い職人さんであれば「何をいまさら、いい歳をして」と思われるでしょうが、いくつになって進歩をする余地は残っているのです。要は素晴らしい仕事を理解し、謙虚に尊敬の気持ちをもつことなんでしょうね。 これもいまさら・・ではありますが。