最強の古酒を求めて

clementia2007-08-09



これまで様々な日本酒の古酒に出会ってきた中で、最上の蔵は間違いなく達磨正宗です。


何度もこの日記に登場した「昭和54年純米甘口果実香」は中でも傑出した奇跡が生んだシロモンと言ってもいいほどの古酒であったのですが、奇跡の年であったが故に同じ味のものを同じ熟成感で飲むためにはあと数年が必要であろうと思われます。市販レベルではもちろんずっと前に販売は終え、私ン処の昭和54年も私の末期の水のための一本を除いては半年前にすべて使い切ってしまいました。


これまで多くのお得意様の「お!おーーーー!!」のため息を発っせさせてきたこのお酒に続くものがありません。もちろん、昭和59年も素晴らしいし、15年古酒は安定した味わいで説得力をもっています。しかしながら、最上を知ってしまった悲しさ。なんとかもっとすごいものを・・・と思ってしまうのです。


以前に蔵元奥様とお話しているときに「昭和54年が終っちゃったらどうしましょ?」と泣きを入れると、「弁いちさん用のブレンドを造りましょうか?」・・・と、たぶん口を滑らせてしまったのでしょうが、田舎町の小さな小さな料理屋のためのスペシャブレンドを造ってくださる約束をしてくださいました。そうなったら食いついて離しません。


今週末に日程の調整が出来ていよいよ蔵まで伺うことが出来ます。


日本最強の古酒蔵のもっとも美味しい古酒ブレンドを造っていただきます。 1928年のビンテージポートをも凌いだ達磨正宗のさらなる最上。「古酒を語りたければまず浜松で達磨正宗を飲め!」と言っていただけるような弁いちスベシャルブレンド


出来るといいな。。。。