ロダン展


静岡県立美術館で開催されている「ロダン展」に出かけてきました。


一人の芸術家を理解するための一番の早道は「浴びるほどたくさん見ること」であると実感したのは、1980年NY近代美術館で行われたピカソ展を見たときからでした。素人にはどれほど難解な作家でも、浴びるほどその作品を見続けると、少なくともその圧倒的なパワーに打ちのめされる経験が出来るものです。ゲルニカの実物とそれにまつわる数十枚の習作を目の前にすれば、理解できるとかできないとか以前に背筋がぞくぞくするような興奮が体の中から湧き上がります。


ロダン展」でも浴びるほど・・・ではないけれども、ロダンに浸ることができました。創らずにはいられない、描かずにはいられないロダンの創作意欲と、創作の前では一寸の妥協も許さない激しさを作品から感じることができて幸せな時間を過ごせました。