審査員


講師を務めている調理師学校の生徒展の審査員を今年もやってきました。



日本料理38人 フレンチ28人 イタリアン27人 製菓108人


生徒の数が世の中の風潮を物語っています。


すでに審査員をやらせていただき始めて10数年、何年やっても同じようなレベルが変わりません。すぐに店に出せそうなほどレベルの高い作品が2点くらい。技術は今ひとつでも意欲が伝わってくる作品が2点くらい。どんぐりの背比べがたくさん。やる気が全くないのか、道を誤ったかのどちらかという目を覆うような作品が2点くらい。不思議と上の3-4点と下の2点の数は変わらないのです。


三人いるプロの審査員の評価点数を比べてみても毎回ほとんど差がでません。


38人のうち成功する料理人は何人出るのでしょう。10年後のそれぞれの仕事をもう一度見てみたい気がする生徒展です。