カルトッチョ?

魚介類を紙で包んで蒸し焼きにするイタリア料理はカルトッチョっていいましたっけ?


何年か前から和食応用編をやっていて、鯛を使ったり、巻海老を使ったり、蛤を入れたり、鴨を入れたり、栗を入れたり・・・・なんて試行錯誤を繰り返していたのですが、昨年あたりから甘鯛か赤むつに天然茸がいい感じに思えています。紙を破ったときに包み込まれていた茸の香りが発散して秋を感じさせてくれるような気がするのです。


魚の皮目にバーナーで焼き目をつけたほうが良さそうなことも憶えました。ポイントになる上質なオリーブオイルも新しく手に入りました。


昨日は黒皮茸、舞茸、本しめじ、すべて天然です。天然物は入荷が安定していないというのが難点ですが、なんとか手に入るだけはがんばってみたいものです。


同じ繰り返して少しづつ変化させていく方法は、やっとこのごろ身についてきました。以前ならちょっとでもお客様受けが悪いとすぐに諦めてしまっていたのに、粘り腰がついてきたのか、図々しくめげなくなってきたのか?完成形がいつまでたっても成り立たないのが私らしいといえば私らしいのです。まっ、生涯発展途上とお諦めください。