香煎(コウセン)というと、大麦などを煎って粉にしたものをいいますが、日本料理では煎って粉状にしたもの全般をさすこともあります。
冷凍庫の奥のほうに、新コノワタの時期に入手したまま忘れていた三河産のコノワタが二パックありました。いまさら「コノワタでございます」とお出しするには説得力がなさすぎますので、香煎にしました。
ねっとりしたコノワタが湯煎にかけて粉状になるの約7時間、\6000分がほんの一握りになってしまいます。そのかわり味は濃縮され、烏賊や白身を和えるとたまらなく日本酒が欲しくなります。
一切れで一合はいけるかも。