clementia2003-07-14



鶏という素材は私には課題のひとつです。


手にはいる地鶏の類には様々な種類がありますし、近隣では名古屋コーチンなどもいい鶏ではあるのですが、誰が食べても「エッ?なにこれ、美味い」と思えるような鶏にはなかなか出会えません。


鶏と言うのはどの料理店も気軽に使えるのだけれども、素材の力で食べさせることが難しい食材です。地鶏使用を謳っていても名前で思い込ませるだけという鶏が多いのも事実です。


香港のリージェントで食べたようなムシャボルように食べたい鶏が常時手に入れば、料理の幅も広がってくれて、ない技術を補ってくれるかもしれません。


で、
手に入った「ジェリンヌ・ド・ラカン」はフランスは、トゥール近辺ラカンで飼育される古い鶏種ということで、1-1.5kgの小さな鶏です。


今のところ一週間に12羽だけが日本に入るのだそうですが、値段も飛び切りです。


どれほどのものか、まずは試食してみなくてはいけません。基本的なローストにしてみるか、骨付きのまま半分にして炭火で塩焼きにするか、鉄鍋で鍋仕立てにするか、今日の休日の夕食に作ってみます。


さて、どんなお味でしょう。