豆かんと蜜豆と餡蜜
うす甘く味をつけた寒天とほんのり塩味の赤えんどう豆に黒蜜をかけて食べる豆かんは好きなデザートのひとつなのですが、お客様受けはイマイチだったりします。
で、
ずっと以前に見かけた、尊敬する「ととや魚新」山本正明さんの献立にほうじ茶で作った寒天で蜜豆・・・・というのがあってアレンジを加えて試してみました。
枇杷(ビワ)の皮をむき半分に割って種をとり、桂花陳酒とアマレットでコンポートにします。
干し無花果(イチジク)は赤ワインと少量の白ワイン、シロップで煮て柔らかくします。
干し杏(アンズ)は赤ワインにアプリコットブランデーを入れて煮ます。
白玉を練りながら煮つめて求肥をつくり冷やします。
大東町の選んだフルーツトマトをコンポートにしてレモンを加えて冷やします。
ほうじ茶にうす甘くあたりをつけて寒天で固めます。
北海道産の小豆を柔らかく炊いてつぶ餡を作ります。
それらを器にもって赤えんどうをちらし、黒蜜を少量かけます。
主役はほうじ茶の寒天のつもりですので、枇杷、杏、無花果、トマト、求肥は小さくきったほうがいいのでしょう。
このデザートはバランスが大事、もしかしたら寒天以外は入れるものが変化するかもしれません。
出来上がったものは餡蜜?蜜豆?フルーツ餡蜜?・・・・なんて名前にしたらいいのでしょう。