違い もうひとつ
一昨日紹介した「サザエ」はゆっくり焚いて、白アスパラ、新筍、新じゃがのような春野菜とともに吉野煮(吉野葛であんにとめた煮物)にして殻の中に盛られます。
で、
そのときにもう一つ欠かせないのが三つ葉です。
三つ葉ならなんでもいいというわけではなくて、こんな三つ葉が手に入るときだけ使います。
右側が一般的な三つ葉、根にスポンジのついた水耕栽培の三つ葉です。
左側が私ン処で使う三つ葉、根に土のついた茨城産の三つ葉です。
一目瞭然、食べれば「俺は三つ葉だ」と自己主張する三つ葉です。
彩り(いろどり)が欲しいからとか、一応三つ葉を・・・・というくらいで右側の三つ葉を使いたくはありません。一枚のお皿の中の素材には、どんな小さなものにもわけがあるべきだ思っています。
もちろんランチの白魚玉〆丼に使うのもこの三つ葉です。これがなければ成立しない丼です。