違い もうひとつ

clementia2003-05-10



一昨日紹介した「サザエ」はゆっくり焚いて、白アスパラ、新筍、新じゃがのような春野菜とともに吉野煮(吉野葛であんにとめた煮物)にして殻の中に盛られます。


で、
そのときにもう一つ欠かせないのが三つ葉です。


三つ葉ならなんでもいいというわけではなくて、こんな三つ葉が手に入るときだけ使います。


右側が一般的な三つ葉、根にスポンジのついた水耕栽培三つ葉です。


左側が私ン処で使う三つ葉、根に土のついた茨城産の三つ葉です。


一目瞭然、食べれば「俺は三つ葉だ」と自己主張する三つ葉です。


彩り(いろどり)が欲しいからとか、一応三つ葉を・・・・というくらいで右側の三つ葉を使いたくはありません。一枚のお皿の中の素材には、どんな小さなものにもわけがあるべきだ思っています。


もちろんランチの白魚玉〆丼に使うのもこの三つ葉です。これがなければ成立しない丼です。