早起き
久しぶりの早起き仕事でした。
若いもん達は後から出てくるのですが、私は4時半には調理場にいたでしょうか。昔は今よりずっと仕出しの比率が高かったものですから、毎週日曜日のたびに早起きをしていました。一人、静かな調理場で集中して仕事をするのはなかなか気持ちがいいものです。
今日の仕出しは、今のスタッフの戦力では時間的にもいっぱいいっぱいの注文で、当然朝の仕入れもFAXと電話で済ませなくてはいけません。
信頼している魚屋さん八百屋さんですから、電話でも「上庄の里芋8kg」といえば一番いいものを用意してくれますし、魚も私ン処の使い勝手がいいものをちゃんと教えてくれるのですが、営業日は一日も休まずに仕入れに通っていると、品物を見ないで注文すること自体がなにかやり残したことがあるみたいで落ち着きません。
性分と言う奴なんですかね。
高円宮様が亡くなられました。(こういう時は逝去と言わなければいけないのだろうか?)
皇室について云々するのは今本意ではないのでおいておいても、この方の立ち振る舞いと言うのにはいつもつくづく見惚れていました。
堂々としているのに尊大でない。必要以上の笑顔でないのに優しさが伝わる、微塵の媚びもない。
ワールドカップなど、ほとんどがご自身より大きなスポーツ選手と握手をしている場面をみても、人品のいかんともしがたい格の違いを感じてしまうのです。
これはもって生まれた資質と育ちの違いなんでしょうねぇ。