太陽の恵み

clementia2002-10-17



今年の唐墨です。


右側が塩漬け後、干し始めて5日目、後2〜3日で出来上がるでしょうか。左側の5腹は今日から干し始めです。


毎日、日に2〜3回ひっくり返しては干しつづけます。


干さずに食べたらただの魚の真子が、塩と太陽の恵みだけで酒飲みがこよなく愛する珍味に変貌します。


昨日農家さんからいただいた「海老芋の芋がら」も同様です。


夏の間に大きく伸びた芋の茎を干したものです。生のままではえぐくて、どう調理しても食べられないものが、干すことで食べるに値するだけでなく、滋味とでもいうような味わいを持つことになるのです。これもまさしく太陽の恵みです。


干し椎茸、干し貝柱、フカヒレ、干し海老、干し鮑、キンコ(ナマコの干した物)


みんな太陽の恵みで、もとの食材からは違った味わいが育まれ、より美味しくなるものばかりです。


こんなものを作り出した先人の努力も偉大ですが、太陽の力はさらに偉大です。