沼田味噌(ぬた)
修行時代に教わり、身についた味というのはなかなか変えることができません。お客様にされなりにご支持をいただいていればなおさらです。
沼田味噌(ぬたみそ)もそのひとつです。
基本的には京都の西京味噌という甘い白味噌をベースに、酢と甘味、練り芥子を混ぜ合わせたものなのですが、ある専門誌に載っていた沼田味噌のレシピが気になって試作してみるとかなりいけます。
ベースにする白味噌を時間をかけて練り上げ、卵の黄身をたっぷり入れて玉味噌を作る過程が、今まで作っていた玉味噌に比べてもいい感じで仕上がります。
この味ならこっちに変更です。
伝統的とか受け継がれたとか言っても時代はどんどん変化しているのですね。
昨日に引き続き、ボサノバを聞いています。コレクションの中にこれがあったのを思いだして。
本家ジョビンがヴィニシウス・ヂ・モライスを偲んで開いたコンサートのライブで、モレレンバウム夫妻もメンバーに入っています。
本家本元にモレレンバウムの組み合わせなのに、アルバムの仕上がりとしては坂本教授の方が優れている。(もちろん雰囲気はそれなりに素晴らしいのですが)
本家を凌ぐ坂本教授のセンス、恐るべし。