献立から見える実力


「ととや魚新」さんの献立が専門の料理雑誌に載せられていました。


まだ伺った事はないのですが、献立を見ただけで料理人の格の違いを思い知らされます。


TVの料理番組などでお店の紹介がある時も、最初の先付け(前菜)とお椀を見ればおおよその値段と料理人の実力がわかるものです。


力のある方の仕事というのはたった一皿でも、細部にわたる配慮とセンスに溢れています。レシピを真似たからと言ってその方に近づけるわけではありませんし、ましてや献立のトータルなバランスは一朝一夕でみにつけられるものではありません。


別の総合誌で最近紹介されている和食の名店を見ると、


「分とく山」「小室」「本湖月」「丸山」「桜田」「幸村」「さか本」などなど


どれも30席以下の場合によっては8席程度の小規模で、ご主人の人柄と実力がそのまま現れているような名店ばかりです。


値段的にも立派でも、その満足度は十分金額に見合う店と聞きます。


すべてが、東京、大阪、京都の大都市に偏在していますが、地方の田舎町でもこういう立派な店に近づく事は出来るかもしれません。


がんばらなくちゃね。