就職説明会


一週間ほど前、調理師学校の就職説明会に出かけてきました。


来年度の新人を獲得するためです。


毎年の事なのですが、日本料理を志す学生に店の事、料理の事、修行の事などを話します。


とはいっても二十歳前後の若者が、十ヶ月も先、来年の春社会へ出る事に対してどれほどの思いを持っているのかはよくわかりません。


たぶん、まだまだ先の事、もっと遊んでからなどと思っているかも?


実際、調理師学校に通っているからといって即戦力なるかといえば、そんにあまいものではなくて仕事場に入って一から学ばなくてはならないことばかりです。


実技的なことだけいえば、調理師学校の一年分は店で2ヶ月くらい揉まれれば体得できるように思います。


が、
学生達を前にするとつい日本料理とはどうあるべきかとか、高い志を持つという事はどう言う事かなどと高いところからものを言ってしまって反省します。


料理を学び始めて一年ニ年の若者にそんな事理解できるはずありません。


今回の説明会は「その学校の卒業生の話」というのも付け加えていましたので、私ン処の若い者にも学生に話をしてもらいました。


きっとこちらの方がずっと説得力があったのだと思います。


さて、今年はどんな人材が興味を持ってくれるでしょう。