大きいことはいいことか?


鯛は1.5kgから3kg前後


平目も2kg前後


鱸も2kg前後


が美味しい目方だと思います。


大きすぎる物はとかく大味というのか身質が今ひとつです。


が、
大きい方が美味しい物もあります。


近海の本鮪はでかい方が絶対美味しいですし、先日取り上げたマスノスケなども10kgを下回る物と15kg以上の物では同じお魚とは思えないほど味が違います。寒鰤なども10kg以下のものは使う気がしません。


で、
昨日たまたまそろった「でかい物」


サザエ:伊豆産で、普通に手に入る大きい物の倍の大きさです。鮮度が良くて素性がいいからといって刺身・・・・には使いません。時間をかけて蒸して、身はすり身と一緒に真蒸しに、肝を裏ごししてすり流しのお椀にしました。普通のサザエにはない説得力・・・・と思うのは自己満足?


キス:御前崎産で最大25cm。かなり大きなキスです。三枚におろして白板昆布(うすーーーくへいだ昆布)で昆布締めにします。「えっ?これ、キス??」というほどの身の厚さです。


赤ムツ:三河産。最大50cm。カマに近い部分は焼き物に、残りは真昆布で昆布締めにします。
釣物(つりもの)でこの大きさの赤ムツはどうやって食べても美味しい。


間違いなくでかいから美味しいものばかりです。