古酒の先達


古酒の先達に「達磨正宗」さんという蔵があります。。


初めて「達磨正宗15年古酒」をいただいたのがかれこれ12年ほど前。


店の日本酒ラインアップも菊姫大吟醸〜久保田万寿で十分胸を張れるような時代でした。


菊姫大吟醸は三年熟成をしてはいましたが、巷には日本酒の常温古酒(常温で寝かせた古酒)などほとんど存在しない時に「達磨正宗15年古酒」は全くの別世界、異次元空間とでもいうほど驚くべき味でした。


すぐに試飲した酒店に注文したものの全く手に入らず、やっぱりヴィンテージ物のワインと同じように簡単に入手できるお酒ではないのだと諦めていました。


自分でもこの五年ほど古酒への関心が高まって、酒屋さんで常温、冷温で寝かせてあった物、蔵元の倉庫の奥に寝ていた物など、市場ルートにのらないものを集めては味を聞いていました。


岩井酒造26年大古酒
神亀 昭和56年大古酒
開運 弥市二昔
常温大古酒15年 平孝商店
静ごころ 秘蔵酒 昭和59年
義侠吟醸 1986年


などなど
記憶に残る15年以上の古酒だけでも数本あります。


が、やはり達磨正宗15年古酒とは雰囲気がまるで違います。


で、
東京の酒屋さんを何件か巡ったときに500ml瓶 2本の達磨正宗が手に入りました。


昭和53年吟醸古酒
昭和54年純米果実香


中でも昭和54年の古酒はずっと昔味わった15年古酒を彷彿とさせました。


いただいた酒屋のご主人が、たまたま東京農大で達磨正宗さんの礼嬢とご一緒で、ホームページの存在とサイト上で気軽にお話いただけるということを教えていただきました。


早速ホームページは拝見したものの、気軽にお話ってったてあの偉大な「15年古酒」や「昭和54年純米果実香」のようなお酒を造られる酒蔵です。


ただでさえ酒蔵と言えば、地方の名士、お金持ち、土地持ちのイメージがあります。


何度もサイトを拝見しているうちに恐る恐る掲示板に書きこみをしてみたのです。


明日に続く・・・・・