鮪が美味くなってきました。


三陸物、佐渡沖の本メジ。


三陸物は11月に入ってから何回か使いましたが、脂の乗ったところはもちろんですが、赤身がいい。


佐渡沖の本メジは、昨日初めて使いました。


大きさも10kgを超え始め、腹身の身色がだいぶよくなってきていました。


実際食べてみると、身色以上に味がよい。背のところでさえ上品な脂ッけを感じるほどです。


白身はそろそろ鯛から平目、もしくは甘鯛の昆布締め。


九州に長くいたというお客様に「美味い甘鯛ですねぇ」と言っていただいたのが本当にうれしかったけれど、普通に見ると、このところのお刺身は、赤身と白身の二点だけ。


これが、理解されないのか、言葉にしていただいていないだけなのか、もっと美味いお造りばかり食べているのか・・・・


鮪にいたっては「おいしい」の「お」の字もいただけない。自分で食べれば、多分(多分だけど)この辺で知る限りではダントツに美味しいという自身があるのだけれど・・・・


お造りを一切れだけ残したままだったり、醤油の入った小千代口に漬けっぱなしになっていると、悲しいを通り越してそのまま下げてしまおうかという誘惑に駆られます。


そういうお客様はよく覚えておいて、次回は冷凍の鮪と養殖の平目を出しちゃおうか・・・・(絶対できないけど)


食べていただけないのは、自分の実力の至らなさであるのに、甘いぞ自分。