食後酒
お酒を飲むための食事ではなく、料理を楽しんでいただくためのお酒でありたい、という思いがあります。
食中にヘベレケになるほどお酒を飲むよりは、料理とのマッチングも含めてお酒もじっくり味わっていただくのが理想的です。
物足りない方のためには食後酒があります。物足りないというより、デザートまで召し上がっていただいた後、デザートワインや蒸留酒の類の強いお酒は魅力があります。
この一年で芋焼酎の分野はかなり面白いことがわかってきました。
お客さまにも、食後酒がわりのストレートの芋焼酎をずいぶん試していただいて、それなりの手応えを感じてきました。確かに、最近の芋焼酎のレベルの向上には目を見張るものがあります。
が、
ワインなどをお召し上がりの方々には芋焼酎ではちょっと雰囲気が変わってしまいます。デザートワインもお好きな方にはいいのですが、甘みがどうしても受け入れがたいというかたもいらっしゃいます。
で、
いよいよ、マール、グラッパの登場です。
「それじゃフレンチ、イタリアン?」と訝しがられるかも知れませんが、ここでも、「うまけりゃいいじゃん」の節操のないスタンスは変わりありません。
手に入れたのは、コント・ド・ヴォギュエ、マルキ・ダンジュヴェルのマール。モンテプルティアーノのグラッパです。
どれをとっても名手と言われるワインの作り手です。まずいわきゃありません。
最初はお得意さまのN夫人に試していただきました。
さて、次は?