クロスオーバー
昨夜はいつもの勉強会でした。
今回の発表者が一番東端に店を構えているために、遠い人は高速道路を使っても2時間近くかかります。
それでもやってくる和洋中お菓子まで20名近くの若いオーナーシェフ、職人は意欲と向上心の固まりのような連中ばかりです。
昨日のテーマは「中華の湯葉料理」
創作的なものから伝統的なものまで、8品の料理を食べ、作り方のレシピを細かく聞きました。
日本料理の生湯葉とは雰囲気は似ていても仕上がりや料理方法はずいぶん違うものです。
料理テクニックも、気がつかないところに意外な方法があります。それを中華職人は当たり前と思っていても、そのほかの分野の人間には目から鱗だったりして、クロスオーバーしている参加者のメリットが十分に現れていました。
合間の話題も「クリームブリュレにライチをいれる場合コンポートした方がいいか」とか
「カキ油にバターの相性をどうソースに使うか」とか
「生湯葉を春巻き風にしてフレンチで使うには」とか
「湯葉の生ハム風を和食に使うにはどんな風に」
などなどなど、フレンチが和食の話題を先取りしていたり、中華が和食の生湯葉に興味をもっていたり、和食がフレンチのソースを勉強していたり
「あんまり領域侵犯しないでよぉ」などと笑いながら、各分野の本道をわきまえながら他分野の勉強もすざまじい努力をしているのがわかります。
この会に出席する度に、自分の勉強不足を思い知らされるのが一番の刺激です。
深夜23:00〜1:30の勉強会が終わって帰ると3:00。
仕入れが眠い。
今日は昼寝じゃなくて、パジャマ来て真昼の爆睡だ!