お節料理

お節料理仕込みの真っ最中


二色玉子150本〜5時間
大原木穴子300個〜4時間
慈姑六方300個
なんて
普段と違う仕事を大量にこなす四日間です。
一昔前
デパートでのお節料理全盛の少々前は注文の数も半端じゃなくて
料理場はほとんど工場状態でした。
それに比べれば今は少しは仕事らしい仕事ができて
精神的にはストレスがたまりません。体はヨレヨレだけど。


お正月の三が日、お節料理を床の間に置き
お雑煮とお節をつまむことで主婦は料理という家事から一時解放されたそうです。
現代の家は暖房も完備され、床の間に料理など置いておけば
一日で腐ってしまいます。
もっとも、床の間のある家が少なくなっていますし、
コンビニは開いている、レストランは2日から

お節料理に何万円もかける必要はなくなっています。


今でこそお節料理は私どもが用意した簡易のお重に盛り込みますが
私が子供の頃は
お客様がお重箱を持ち込み、各家庭の注文が一つ一つに添えられていたものでした。
座敷には豪華な輪島塗りお重がずらり
そんな時代は料理屋にお節料理を注文するのは裕福な家庭だけだったのです。


明日31日までひたすらお節料理 お節料理
疲れ果てた体を引きずって
晦日の夜、ある神社の初詣用甘酒作りのボランティア
2000年の新年も甘酒の大鍋の前で越します。
ミレニアムなんてどうだっていい!
平成11年が12年になるだけジャン