ダラダラ
正月4日間はお休みです。
ダラダラしてます。
意欲に燃えてミレニアムを迎える方には申し訳ないほどダラダラしてます。
積んどいた本を読むことも
CDを聴くことも
ホームページに向かうことも
ダイエットも
そこそこにして
無駄に無駄に時間を過ごしています。
新年早々昨年の話で申し訳ないのですが、
昨年末30日の深夜、久しぶりにN響の第九をTVで聴きました。
仕事の忙しさを考えると、「とっとと寝る」のが正解なのですがつい見てしまいました。
昨今の「第九をみんなでうたおう」ブームよりずっと以前には
年末のN響の第九は楽しみな演奏の一つでした。
当時来日オーケストラが第九を演奏することはめったにありませんでしたから、
映像で見られる稀少な第九だったのです。
今では優れた演奏がLDやヴィデオで見られますので
自然とN響自体と疎遠になっていました
が
しばらくぶりに見るN響は素晴らしくうまくなっていました。
(失礼な言い方でスミマセン)
個々の演奏者の技術の高さは目を見張るほどですし
当日の演奏の中でもヴィオラ チェロパートの表現力はすばらしく感動的でした。
大好きな第三楽章の響きの豊かさは
ヴィオラ チェロの水準の高さ故のような気がしました。
これで情熱的な感性の高まりが頂上を極めれば
フルトヴェングラーのバイロイト1951
のような演奏が生まれる可能性も出てくるのかもしれません。
(ちょっと言い過ぎ?)
で
この感動を再びとフルトヴェングラー バイロイトの第九も新年になって聴きました。
・・・・
・・・・
やっぱりあの演奏には神が宿っています。
年末に感動した第三楽章など、
バイロイト盤はホルンの音程の悪さなど消し飛んでしまうほど美しいですし、
最終楽章の激情はフルトヴェングラーに演奏者が追っついてなくても
嵐を呼ぶ感動を感じさせてくれます。
指揮棒を頂点に
演奏者と観客全員が天に昇っていくような情景を頭に思い描いてしまうのは
私だけでしょうか。
でも、体はやっぱりダラダラしてたんですけどね。