凍み豆腐


「凍み豆腐」これでシミドウフと読みます
なんのことはない高野豆腐のことです
ただ、乾物の高野豆腐の他に絹ごし豆腐で作る「凍み豆腐」もあります。


寒くなって霜が降りはじめる頃
豆腐を外に出したままで凍ってしまったことからできた
または名付けられた料理だと思います。
豆腐が凍ることで中にスができて、常温に戻ったときスポンジようになります。
乾燥の高野豆腐よりも豆腐のストレートな味が残っていておいしいものです


では
作り方


絹ごし豆腐に布巾を載せまな板を上からかぶせて
軽い重石をします(30分程度)


バットに並べて冷凍します
(あまりそうな豆腐を保存する意味でも使えます)


カチカチに凍った豆腐を水に入れて溶かし
両手で包みように軽く絞ります


鍋に豆腐を並べたっぷりめのお出しをはり沸騰させます
沸騰したら弱火にして
できれば追い鰹(鰹節をガーゼにくるんで落としぶたのようにのせる)
薄口醤油と塩でお吸い物より少々濃いめ、しょうゆ味の勝った味付けをします。
炊くことほんの5分程度
自然にさまし、食べる直前に暖めて食します。


普段食べる高野豆腐とはひと味違う品物です。


ついでに高野豆腐(乾燥)の味付け
これが、なかなか決まらないものです。


高野豆腐は湯で戻します
お湯はお風呂よりちょっと熱め
熱すぎると崩れますし、ぬるすぎるともどりません


ふっくらしたら水を何回か換えながら絞ります


調味料
出汁400cc
薄口醤油30cc
みりん30cc
塩小さじ1
砂糖大さじ1
この調味料で10分ほどコトコト炊きます。


この味付けならそう不味いことはないと思います。
ただ、お出しはおいしく引くことが決めて
凍み豆腐は半分は出汁と食べる料理ですから。
挑戦してみてください。