松茸とーーー


もう少し涼しくなってくれば松茸がでてきます。
巷では輸入の松茸はすでに初夏の頃から店頭に並んでいますが
私ン処では国産だけを使うようにしています。


生意気なようですが
他の素材と同じく
そのほうがおいしいから


で、
お得意さまの何人かから
「松茸食べられるようになったら電話して」
とお話をいただいています。


Nさんの場合は
「このワインも一緒に飲みたいんだけどいい?」
と先にワインを持ってみえました。


カリフォルニア ナパバレーの「ケイマス’91」
なかなかお目にかかれない一本です。
手には入ったとしてもお高い。
もちろん私、飲んだことありません。
こういう持ち込みは大歓迎
「是非ご相伴をーーー」
の一言は忘れません。


でも、はもと松茸にしっかり重い味であろう「ケイマス」ではちょっとつらい。
「最初にシャンパンかなんか欲しいですね」と私
「お店のリストのヴーヴクリコ グランダーム’89ならケイマスに見劣りしないよね」
とNさん
そりゃもう最高です。


が、昨日お寄りになられて
「このシャンパン手には入ったからこれもいい?悪いね」と
しっかり木箱に入ったシャンパンは
「控えおろう!この紋所が目に入らぬか!」クラスの


クリュッグ クロデメニル’89」
最高峰のシャンパンです。
これもご相伴ご相伴


こりゃ、料理もうかうかしてられない。
クロデメニル’89にタップリのはもと松茸
ケイマス’91に牛肉と松茸の炭焼き


陳腐な組み合わせだと言いたければ言え。
クロデメニル’89 ケイマス’91ちょっとでもいただけると思っただけでワクワク。
早く松茸出てこないかな。


こういう板前ドキドキさせる持ち込みはどんどんして!!
タダ飲みしたいだけジャン(ご指摘通り)