恐るべし


酸辣双絲
響鈴焼肉
加哩肚子
紅糟里肌
生包肉鬆
蟹肉蹄筋
南乳扣肉
肉茸魚翅湯


これみんな豚肉の料理です。
中華の


漢字が難しい、もしくは当用漢字以外で探すのが大変

「恐るべし」なのではありません。


料理の素材のバリエーション、
隅から隅まで使い尽くそうとする貪欲な好奇心
耳 皮 バラ肉 胃袋 フィレ肉 ロース肉 アキレス腱
漢字を見てわかりますか?
それらのものを巧みに使いこなすあらゆるテクニック
複雑な調味料の数々


知識の断片はあっても目の前でじかに繰り広げられる炎と技を見ると
中華料理まさに「恐るべし」なのであります。


この献立は一昨日の勉強会で披露されたものです。
私が仲間に入れてもらっているこの勉強会
フレンチ 中華 和食 洋菓子
の20代〜40代の職人、オーナーシェフが構成メンバー。
一ヶ月に一回、メンバー持ち回りで各料理を教えてもらいます。
仕事が終わった23:00〜2:00(3:00)
メンバーの所在範囲も広いために車で一時間くらいは当たり前のように駆けつけます。


各分野がクロスオーバーしていますので、
料理場で実際の仕事を見せてもらえるのは大変勉強になるのですが、
講習後は皆でこの素材は他にどんな風に使うのかとか
フレンチではこんな風な料理法だとか
新しい調理器具の使い勝手がどうだとか
毎回話題がつきません。


なにより、仕事後に遠くから集まる意欲がすごい。
仲間には一ヶ月店を休んで香港に勉強にいってくるとか
若い者におもいきって店を任せて2週間上海へ研修だとか
彼らのパワーと仕事に真摯に取り組む態度を
ホンの少々でもお裾分けしてもらいたくっていそいそ出かけます。
この仲間達こそ、みな「恐るべし」です。


でも、翌朝同じように6:30起きで仕入れはきつい。
30分のいつもの昼寝が、今回も2時間の爆睡になっちゃいました。