元気な兄ちゃん達


素材8割 腕2割


7:3って方もいますし、6:4も
いずれにしても料理のうまさは
素材の善し悪しに負うところが多いことは間違いありません。


よく、フレンチはソースでごまかすけど、和食は素材そのものだからーーー
などとのたまう御仁もいらっしゃいますが、
それはいいフレンチを召し上がっていないだけです。


すごい!って店は、中華もフレンチも和食も
徹底的に素材を大事にしています。


日本料理では鮮度がいいから、そのまま刺身で。
確かに間違ってはいないのですが
じゃ、うまい魚をたださせる店は、皆高級お刺身やさん?
鮮度=刺身
の図式に頼った時代はすでに終わっているはずです。


その辺お話はまた後日として、


いわゆる素材屋さん
「魚屋」「八百屋」「酒屋」「肉屋」とのいい関係があって初めて私ン処も成り立ちます。
で、ふと見渡してみると
元気のいい、やる気と情熱にあふれている素材屋さん
30代〜40代半ばの若い人が圧倒的に多い。
いいもの手に入れようとする努力と勉強を怠っていない。


20代ではまだ見切れない。
50代にはいると守りには入る。いっぱしになった気になってしまう。


魚屋のジュンちゃん
安さにつられてお手頃な魚を手にしようとすると
「こいつあ、親方ン処で使う魚じゃないですよ」と。
確かに安いだけがいいわけじゃない。


キクちゃん
「原価ばっか計算してちゃダメ」と冗談めかして
気が揺るんでるときでした。いい助言です。


酒屋 日本酒のUさん
町の酒屋さんの3歩は先を歩んでる。
蔵を探す努力と、育てる努力。
ほかと違うものを手に入れようとする地道な試行錯誤。
この辺じゃダントツでしょう。


同じく酒屋、ワインのTさん
勉強量が桁外れ。
でも、
勉強というより、ワインが好きでたまらないと言う風。


みんな30代。


彼らに触発されることで、とんがっていけます。
彼らに「あの人にはいいもの使ってもらいたい」
と思わせたい。
彼らの気合いを料理や酒にあらわしたい。