ナポリタンとペペロンチーノ
あるご家族の話。
とても食べることに熱心な家族で、お父さん、お母さんともの食いしん坊ですから、お子たちも自然に食べることに興味を持つようです。
上の女の子が小学校6年のとき、学校の家庭科の時間でスパゲティを作ることになったそうです。なにを作るかはグループごとに自由。
彼女が提案しました。
「私、ペペロンチーニがいいな。おいしいよねえ。」
そのほかの皆
「なにそれ?それよりナポリタンにしようよ。」
「そうそう。ナポリタンがいいね。」
彼女が帰宅してお父さんとお母さんに聞きました。
「ねえ、ナポリタンってどういうパスタ?」
ご両親ともに愕然としたそうです。
そういえば、そのご家族ではパスタと言えば
アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーニ
ポロモドーロ
カルボナーラ
ペスカトーレ
ゴルゴンゾーラ
で
ナポリタンも和風たらこも食べることも話題に登ることもなっかたそうです。
「ナポリタンを知らない子供に育ったことはある意味社会的には無知なのかねえ?」
悩むお父さんの姿をとてもほほえましく思えるのは私だけでしょうか。