親方の重さ
いえ、私の体重の話じゃありません。
私ン処で「親方」といえば、長く祖父のことでありました。
祖父は始めから親方と呼ばれ、亡くなった今でも弟子の間では親方です。
ところが、父はずっと「〇〇兄さん」
亡くなった今でも弟子の間では「〇〇兄さん」
調理場を受け継いでも「親方」と呼ばれず(技術が劣っていたわけでなく)
本人もそんなもんと思っていたようです。
それだけ「親方」という言葉が重かったのでしょうか。
で、
私もずっと「〇〇兄さん」と呼ばれていたのですが、
父が亡くなってからなんとなく「社長」(確かに株式会社ですが)
お客さまに「社長」は変じゃない?
と言われ
やっと
「親方」が復活です。
皆が「親方」と呼ぶのですが、
祖父に追いついている気は全くせず、
「親方」が妙に肩に重く感じられてしまうのです。