老人補助機能


私の物忘れ うっかりミスのレベルはすでに病気の範疇であることはすでに何度も申し上げています。


経年劣化はさらに進み、「どこの病院にお世話になるべきか?」と考えなくてはならないほどです。


昨日も予約してあった整体に伺うのをうっかり忘れてしまいあわてました。


スマホのカレンダーに書き込んで通知する機能と、別のアプリケーションでも気づくまで何度も知らせる手法も使い、店の予約表にも予定を書き込むという風に三重のバックアップをとってあったのに、昼の予約のお客様にスマホの音が鳴ってはいけないと、スマホ自体を事務所に置いたまま忘れて、予約表の書き込みも忘れて、三重機能は壊れて予定はすっかり忘却の彼方に飛んでしまったのでした。


スマホの機能を最大限利用して老いをカバーしよう・・・などといつか言っていたのに、このていたらく。




そういえば、一週間ほど前、弟が買い換えたレクサスを運転させてもらいました。


車はトルクを感じて走ることを楽しめるのが最上で、至れり尽くせり、音もしない、スーーと加速する日本車の現状を見て、もう日本の車にはもどらないと誓っていたのですが、今回モデルチェンジしたレクサスのたくさんの至れり尽くせりに触れて大きく心が揺らぎました。


クルーズコントロールの今までにない緻密な設定、バックミラーとルームミラーの死角に後続車が来たときの警報、車線をはみ出したときに気づき、出発前の車まわりの映像の精密さ、車を運転しながらのおねーさんがでてくるコンシェルジュ機能などなどなど、書ききれないほどの至れり尽くせりは、昔の否定を通り越して、老いのうっかりをカバーする重要なアイテムに感じていました。至れり尽くせりは楽ちんに運転するのではなくて、衰えをカバーする機能が大切なのです。


これらの機能で運転年齢が三歳は伸ばせるはず。



老いをカバーするIT技術はこれらの私にはかなり重要です。しかしながらITを蹴散らして忘れ、うっかりしていく自分の姿を冷静に見つめる視座がまずは必要なのかも。