久しぶりの築地


東京〜松本は日帰りであったのですが、東京着が遅くなったためにずいぶん久しぶりに一泊しました。


築地の真横のビジネスホテルに泊まって翌早朝から築地巡り


いきなりでかけても場内でいい買い物ができるわけもないので、一巡りして魚を眺め、場外で食事と長靴他の買い物をしました。


朝食は築地場内の魚屋さんの紹介で連れて行ってもらった定食屋さん。


こういう「ウチとソトの文化」がハッキリしている場所では、どんな有力なnet情報よりも紹介に限ります。


久しぶりに訪れた築地はたくさんの外国人を含めた観光客(ソトのお客さん)で溢れていました。特に場外はほとんどテーマパーク状態です。


メディアで紹介された食べ物屋さんは朝ご飯でも一時間待ちというほどの行列が普通なのだそうです。


つれていっていただいた定食屋さんは、「並んでいたら裏から入れますから」とおっしゃっていただいた例外特権。


市場では料理店や魚屋以外の部外者は姿形、立ち振る舞いですぐにわかります。で、ウチの人間、特にお得意様の紹介者は普通に魚も良い部位食べさせてもらえるってわけです。魚関係者は大概相場も魚の価値も知っていますから、手を抜かないし、ちょっとした意地も見せてくれるのです。


そうやっていただいた鰤の照り焼き定食は、この時期にはめずらしい10kgオーバーの最上の部位で、美味しくて安い。


場外の食べ物屋さんもソトのお客さんを大いに取り込んで儲けようとする店と、あくまでウチの人間を相手に良い仕事をしようという店に分かれているように見えました。


市場が移転した後、果たしてどんな風に様変わりするのか?興味津々です。