初夏を感じる


昨日の白瓜同様 初夏を感じる食材が入ってきます。


紀州 古城梅


森町 カンカン娘


京都 うすい豌豆


秋田 蓴菜



同様にこれまで何度も話題にしている浜名湖のシンコの競りが今日あったそうです。これもこの時期の風物詩です。


11万円/kg!


両手でひとすくいできそうなくらいの少量が競りで値段をどんどんあげたとか。


正月の鮪の初競りと同じように価格は実体以上の法外です。ただ、TVメディアに取り上げられるのか、一部の好事家のこだわりに終始するのかの違いです。


初物のご祝儀相場ですと、佐藤錦とか夕張メロンとかが数十万 百万の単位の値段をつけたりしますが、その値段で食べる消費者がいるのかどうかしりません。シンコの場合はご祝儀相場ではなくて、どうしても欲しい方がいて確かにセリの値段以上の価格で人の口に上っています。


東京の高級寿司屋さんでは「いくらでもいいから初物を送ってくれ!」という要望が届くのだそうです。2-3週間もすれば値段は1/10になるのですが、「初物を食べた」「初物を使った」が自慢になるのでしょうか。


一貫のにぎりに5-8枚づけになるくらいの小さなシンコの原価は一貫が万を越えるはず。


寿司屋さんが意地でつかうのか?はたまたお客さんがいくらでもはらうのか?


私にはその「こだわり」は理解できません。(理解できないからこだわりなんでしょうけどね)