料理に餡を使った甘味が入るものって最近ではお節料理くらいになりました。
祖父の時代、甘さがたいそうなごちそうであった頃には、栗きんとん 豆きんとん 金玉(きんぎょく) 羊羹 二色玉子といったぐあいで、甘味がたくさんお重の中に組み込まれていました。
今でも生き残っているのは栗きんとんと 二色玉子くらいでしょうか。
二色玉子は卵を茹でるところから始まります。
茹でた卵黄身白身にわけ、裏ごししてきめ細かな状態にします。
黄身をうすーーく伸ばして、白身、練り上げたこしあんを芯にして巻きます。
巻き上げた二色玉子を蒸すこと40分でできあがります。卵200個 百本の二色玉子が仕上がった時は大抵深夜に。