連続TV小説


今、連続TV小説「ちりとてちん」の再放送が今の日々の楽しみです。


あまちゃん」あまロスにならないのは「ちりとてちん」のおかげ・・・っていうか、ロスになる資格はないくらいのファンではありましたが。。。


あまちゃん」が東京アイドル編あたりから見始めた出遅れたファンであるのと同様に、「ちりとてちん」も最初の一ヶ月ほどはまったく気にもとめず観ていませんでした。今改めて観て、その後の様々なひっかかりがほどけるほどける。そもそも私が見始めた徒然亭一門がそろうよりも前、これほど主人公B子の劣等意識の塊が増幅されていく過程を知らないでいたのです。こんなに暗い出だしであったとは。さらには重要な「ちりとてちん」も江戸落語の「酢豆腐」の上方版「ちりとてちん」だけの意味だと思っていたのが、B子のだめっぷりにとどめを刺した三味線の「ちりとてちん」であったという重要な事実さえ再放送を見るまで知らないでいたのです。いやぁぁ、これでは本放送で感動しまくっていた私は半端モンではありませんか。


そもそも理解できないのは、「あまちゃん」があれほど40代男子のオタク心をくすぐって、「あの場面にはこんな意味がある」とか「第○○話のふりはこの回で回収される」とか、微に入り細に入り語られ、それよりも上の世代の私にはちょっとウザイと思えるほどであるのに、「ちりとてちん」の各所にたっぷりちりばめられた細工はほとんど話題になっていなかったのです。それって単なる落語の認知度が低すぎると言うだけなんでしょうか?視聴率も含め、これほどの名作が大きく細かく微細に語られないのは「あまちゃん」に比べると不公平の極みです。


もっと観て、語ろうぜ「ちりとてちん」 かの名作を。