加齢と向き合う


2週間ほど前、自転車で転びました。


20代の頃から30年以上細いタイヤの自転車に乗り続けていますので、転ぶこと自体は何度もあるのですが、今回は普段ならなんなくクリアできる場所で滑りました。しかも顔から落ちて、お岩さんのように腫れるという始末。


忍び寄る加齢を痛さが教えてくれたのです。


今年の夏は暑さのせいだけでなく、これまでしでかさなかったボンミスが続いたことも重なって、身体だけでなく脳内でも衰えを実感しました。仕事上では特に、ケアレスミスを起こさないための確認作業を綿密にすることを自分に課さなければならない年齢に入ったことがわかりました。早く気づいてよかったぁ。


人間どんな若者でも必ずやってくる老い。それ自体はしかたのないことですから、どうやって向き合うかが大事なんでしょうね。


先日、同世代と思われるお客様が「らくらくホンスマホタイプも出来てそりゃぁ便利」という話題で盛り上がっていました。「我々世代には多機能なんてどうせ使いこなせないんだから必要ない」と話していらっしゃるのを聞いてちょっとショックでした。


私自身がスマートフォンやPCを使いこなしているかどうかははなはだ怪しいことながら、同世代がらくらくホン利用者になっているのがきつい事実です。


むしろ加齢による衰えはスマホにカバーしてもらうことがこれから大事になるのではないかと思うのです。


グーグルカレンダーと連携したスケジュール管理や忘れっぽいことをカバーするリメンバー・ザ・ミルクなどのタスク管理。


EVERNOTEやATOKPadを使った記憶力の衰えを補うメモ機能。


Gmailを使ったmail管理。


位置情報も大切。徘徊でもするようになったら特に(汗)


スマートウォッチが本格化すれば心拍数や血圧の管理なんてのも入ってくるかも。


個人的にはまだ実感はわかないけど、SNSが孤独に陥りがちな世代の糧となることは間違いないはずですしね。



高齢者と向き合うためのスマホ用のアプリは、「簡単」だけではなく「衰えをカバーするもの」であるべきのはず。すでにそれなりにIT機器を使いこなす世代が高齢者に入りつつあるのです。きっと目先の利く開発者はすでにその辺りをかんがえていらっしゃるのかもしれません。


これだけ使いやすくなったスマートフォンこそ加齢と向き合うための必須アイテムになるはずなのにねぇ。。。らくらくホンで機能をそぎ落としてちゃまずいぞ、きっと。