日本以外の感覚


以前にBSで見た「フランス特殊部隊GIGN ~エールフランス8969便ハイジャック事件」



映画では特殊部隊GIGNの英雄的行動を賛美する描写が目立つのですが、日本人の私たち、「人の命は地球より重し」のダッカ事件を許容する人々から見ると、ショッキングなほど人質の生命の軽さが目についてしまいました。人質を助けるのではなくて、テロ集団を制圧することが圧倒的な第一義なんであります。


あの手法でテロ集団を制圧したことが「大成功例」とする彼の地の方々のメンタリティーは、平和慣れし、テロの恐ろしさをしらない日本人にはとうてい理解できません。人の命が軽かった1945年までの日本人と今の日本人の違いくらいに落差は大きいはず。


現在進行中のアルジェリア人質事件。人質救出のための攻撃開始・・・というのは、人質救出のためではなくてテロ制圧のための攻撃開始であることは間違いないと思われて心が痛みます。