英語の発音


pod-castでピーター・バラカンさんの話を聞いていると、驚くべきことをおっしゃっていました。


「凄く違和感があるのが、飛行機離陸の時に聞くキャビン・アテンダントのアナウンスなんですよぉ。耳をそばだててよく聴けば何を言っているのかわかるんですけど、ぼんやり聞くと何いってるのかわかんない。あの発音はなんとかした方がいいんじゃぁないですかねぇ。しかも、特定個人のCAさんの発音ではなくて全員に共通して言えるんです。つまり彼女たちに英語を教える側に問題があるとしか思えません」と(概略ですが)


私にとってキャビン・アテンダントさんなんて英会話バリバリ、流暢な英語をしゃべる女性の代名詞のように思っていたのですが、ネイティブからみたらそんなことないんですね。


中学時代に厳しい英語塾で鍛えられたおかげで、試験勉強にはあまり困ることがありませんでしたが、こと英会話となると、現地でなんとか死なない程度の英語しかしゃべることができない私ですから、大きなことは全く言えないことは重々承知しているのですが、公に人にものを伝える人の英語が、稚拙な私の英語力からみても「あれぇ?」ということはよくあります。


特にジャズヴォーカルなんかを歌う日本人には「アイタタタタ」と思うことは頻繁です。ネイティブからみたらどんなもんなんでしょ。とっても聞いてみたい、その評価。たとえばフライド・プライドとか八代亜紀とか。


とはいっても、表現力に説得力があると発音なんてどうでもいいじゃんという思いもあるのです。たとえば、ジョアン・ジルベルトとか。


シネコンでかかる予告編に尾崎豊のコンサート(?)の映像があるんですが、彼がシャウトする”one two one two・・・”のtwoは「トゥー」ではなくて「タァー」になってるのを聴いて、ちょっとだけ興味があった尾崎への気持ちがショボーンとしぼんでしまったりしました。ロックンロールにそんな細かいことはいらんといえばその通りなんですが。。。って全くの個人的な思いだけなんでツッコミはご勘弁を。