「とんび」「平清盛」


NHKの番組表(TVに出てくるヤツ)にドラマ「とんび」の文字を見て思わず録画を。地上波のTVドラマって久しぶりです。


重松清の作品って泣かされている気がしないうちに泣かせる絶妙なさじ加減が好きなんですが、子を持つ親にとって「とんび」は最強の子育て小説でありました。前半を見ただけでも昭和30年代の労働者とその家族が小説以上に映像的によく描かれているのが素晴らしい。とかく時代を知っている分、あら探しに陥りがちなのに、細かい部分を許せてしまうほど、美術の一生懸命さが伝わってくるのもいいなぁ。


続いて「平清盛」 大河ドラマをみるのは後半だけ見ていた「篤姫」以来。こちらも映像に迫力があるし脚本がいい・・・と思ったら、「ちりとてちん」の藤本有紀さんであったのでした。時代考証も「さかのぼり日本史」で手応えのある考証を見せてくれている本郷和人先生が加わっているのね。本郷先生ならば、あの時代の武士の地位を正しく伝えてくれそうで楽しみです。


あんなにTVドラマを諦めていた私がどうしたことでしょう。「坂の上の雲」「トンイ」「とんび」「平清盛」まだまだきっとあるのかもね。