5000万円の隣の324万円


築地初競りで大間産の鮪に五千数百万円の値段がついたことがメディアで騒がれました。


私たちは、釣自慢が魚を長さ(CM)で語るのを横目で見つつ、魚はキロ単価で語るように、この大間産鮪も21万円/kgであったことをその日の早朝から話題にしていました。つい数年前に初競りでキロ単価が五万円を超えたことにびっくりしたのに、あっという間に(昨年だったか?)は十万円に跳ね上がり、そしてさらに倍の20万円超えです。驚くと言うよりもあきれる価格としか言いようがありません。


まっ、TVのゴールデンタイムのトップニュースですべてのTVで取り上げられる宣伝効果を考えれば、数十店舗をもつチェーン店にとってはリーズナブルな広告PR費用なのかもしれませんね。


で、今年は普段と違うのは値段だけではなかったそうで、普通競り最初の一本に超高値がつくのですが、今回は5-6本並んだ大間鮪の中で、最初の一本ではなくて、一番大きな一本に超高値がついたのだとか。


因みに、五千万円の鮪の右隣であったのか左隣であったのか、はたまた一本おいて隣であったのかはさだかではありませんが、同じ初競りに並べられていた大間鮪がお付き合いのある魚屋さんに買い取られてきました。



約180kgの大物(普段なら)キロ単価 2万円/kg


普段の感覚なら十分にお高い鮪なのに、五千万円が頭にあると10分の一が安く感じられてしまうこのマジック。


もちろん、私は地道に寒平目を使って、鮪には走りませんけど。