東電OL殺人事件


再審問題で話題になっている東電OL殺人事件。当時ワイドショーを中心に大きな話題となって、被害者とその家族のプライバシーをめぐってさらに取材がヒートアップ・・・って私はまったく記憶にありませんでした。覚えていないんではなくて、耳に入っていなかったんだと思います。


ワイドショー話題というのは、ワイドショーを見ていなくても耳には入ってくるものなので、それでも知らなかったというのはあのころ何をしていたんだろう?と年代(1997年?)を確かめてみると・・・たぶん、父が亡くなり、さらに母が亡くなって、店を新築して仕事以外何もできないほど追われていたのかも。netはすでに見ていたものの、あの当時はまだnetでニュースや各種ブログ(ブログという言葉さえなかった)を確認する時代ではありませんでした。世の中のことに関心をはらうゆとりがなかった頃だったんでしょうね。


桐野夏生「グロテスク」は小説として読んで、「女性の深層にこんな心理があるとしたら男には計り知ることさえできない、恐ろしい。んでも桐野夏生だからそれなりの説得力が発生するんだなぁ。。。」と小説が事実を元にしていたことを知らなかったというボンクラぶりでありました。


というわけで、遅ればせながら佐野眞一さんの「東電OL殺人事件」を読み始めました。佐野さんの見事な筆致にすでにやられています。


東電と言えば、みなさんは「おしどり」という関西のお笑いお笑いコンビ(夫婦)をご存じでしょうか?(もうワイドショーネタになってるの?)


私は上杉隆さんのpodcastを聴いてつい最近初めて知りました。


女性マコさん(奥さん)のほうが、東電記者会見に出席し、その質問の鋭さに東電、保安院が恐れをなしているというのです。彼女、元々鳥取大学医学部を中退しているという才女で、医学的な下地をもちつつ放射能汚染の情報の隠蔽に立ち向かっているらしいのです。(ご主人のケンさんのブログにその模様も書き込まれています)


いやぁぁ、世の中アンテナを張っていないと知らないことがいっぱいだぁ。