時代の先取り?


前回日記でScan Snapと名刺ファイリングソフトで名刺を管理している人は、結局私の周りには誰一人いなかった・・・と書きました。


このことを例にとるまでもなく、ITをはじめてとして時代の技術を取り入れることに積極的であるかどうかは、最近ではあまり意味を持たなくなってきているような気がしています。


私がPCを使い始めた1990年代初め、板前がPCを使うと言うだけで「進んでる」と思われ(勘違いですが)、netにふれてwebサイトを立ち上げ、web日記の時代に日記を更新しているだけでPCを使いこなしていると思われた(大きな勘違いです)時代から15年。あの頃は50歳以上年代がキーボードをブラインドタッチで打てることが稀でした。会社の社長クラスの年齢の方々は一生mailを使うことなどないのだろうなと思っていたのです。


ところが今やPCをあつかえるから「進んでる」と思われることはなくなるほど、各個人に一台のPC普及が進み、netは誰でもがあつかえるツールとなりました。会社社長のデスクにPCがなかったらたぶん仕事になりません。


ITの様々なツールも使いこなせるから時代の先端を行っている・・・のではなくて、ライフスタイルにあっているから使う時代です。使えないことが時代遅れではなくて、ツールはちょっとした慣れで誰でも使えるように進化しているのです。


象徴的なのは、インターネットは「罵詈雑言」と「デマ うそ」の山盛りだと信じて疑っていなかった連れ合いに、もうじきノートPCがやってくるってこと。ついに家族五人全員が個人のPCを持ちます。こんな時代が早々とやってくるとは想像だにしていませんでした。極私的経験が世の中の鏡かも。