ああ、そうだったのかぁ。。なぁ?


沢木耕太郎さんがラジオのインタビューで語っていました。


「小学校から大学まで、家で勉強らしい勉強はしたことがなかったんです。そのかわり、授業を一生懸命聞いていました。そう教えられたわけじゃぁないんだけど。授業を真剣に聞いているとテストもそれなりにいい点数になるし、通知表もそれなりにいいんですね。・・・・ってことを今になって思い返して見て、ああ子供の頃そんなだったなぁ。。。って記憶をたどれるんです」


と聞いて、「あっ、俺もそうかも」と思い返していました。


それなりにいい点数ではなくて、落第はしない程度でありましたが、家で宿題以外に予習復習をした覚えが100%ないんですね。試験勉強もしなくちゃいけないと思うことはあってもほとんどしていなかったような。。。でも落第しなかったのは授業をちゃんと聞いていたんですね、きっと。小学校中学くらいはそれで十分に通用したんですね。授業でやらないことが試験に出ることはなかったから。


ということを、沢木さんが今になって思い返しているように、私は沢木さんの言葉で思い返していました。



高校になって、二年の夏過ぎからは真剣に受験のための勉強をした覚えがありますが、自宅の机に向かったのはたぶんそのときが初めてだったかも。それからの一年半だけは学校以外の勉強を一生懸命したんですね(さすがにその頃の記憶はあります)


んで、大学受験の直前(二週間前)に病気になって、真っ青な顔をして各大学の受験をしました。その時分、高校の最後の試験を病気が理由で受けられなかったんですね。担任ほかの先生方ものんびりした時代であったのか(大学の合格の通知もあったせいか)「まっ、お前は追試受けなくてもいいや。適当につけとくから」と試験を全部免除にしてくれたことがありました。


あれも、もしかして授業を一生懸命聞いている(ふりをすることが上手)だったことも理由のうちであったかも、と、これも思い返しています。


まっ、何事もゆったりした時代のことではありますが。