いつか晴れた日に


「ああ、そういえば観てなかった」とHDDに録画しておいたアン・リー監督作品「いつか晴れた日に


休憩時間に最初だけね・・・と観始めると、最初の5分間であっという間にググッと惹きこまれてしまいました。夜仕事が終わるのももどかしく夜更かしをして最後まで観た充実感。


イギリスのジェーン・オースティン作品を台湾人が監督をして、これほど綿密な仕上がりになるのです。天才的というしかありません。エマ・トンプソンは自身の脚色も含めあまりにも素晴らしい。


アン・リーは私と同世代、彼がアメリカの大学で学んでいた頃、私の友人も「アメリカで映画の仕事がしたい」と留学していました。それだけに東洋人が西欧でメガフォンをとり、西欧の、しかも200年も前の文学作品の映画化を見事に成し遂げていることの偉大さがよくわかります。


振り返ってみたら多くはないアン・リー作品も半分くらいしか観ていません。これからひとつひとつクリアしていかなくては。