穀つぶし


山形 鶴岡の亀の井酒造「くどき上手」はこれまでも山田錦純米大吟醸や愛山純米大吟醸を使ってきました。


よほど優れた精米技術をお持ちなのか、この蔵の精米歩合は概して他の蔵に比べてより高精米です。今回いただいた「出羽燦々 22%」は「ここまでやるか・・・」というほどの22%精米。私の経験からすると30%以上の精米になると、酒質はきれいに透き通り淡麗にはなるものの、米の旨みに欠けるお酒になってしまう傾向を感じてきました。唯一義侠の30%の純米大吟醸にだけは高精白の意味があると思っていたのです。


ところがこの出羽燦々22% 米の旨みと香りの豊かさがしっかり残っています。さらにコストパフォーマンスがい異常に高い。蔵での生産量はとても少ないようです。試しに・・・といただいたのですが、味を見て即追加で注文。「穀つぶし」っていうネーミングも秀逸です。