美味しいドン・ペリニヨン


ドン・ペリという名の響きには、高級クラブで高い値段を取られるお酒。ホストクラブで見栄を張るためのシャンパン。


などという夜の世界でボラァレルお酒のイメージばかりが先行して、美味しいから頼むシャンパンではないような扱いが続いています。それゆえか、ワイン通を気取る方々がフレンチレストランで「ドンペリ頂戴」とはちょっといえないような雰囲気まであって、正当な評価とはほど遠いイメージだけのお酒になってしまっています。


しかしながら
ドン・ペリニヨン
ものすっごく美味しいヴィンテージ・シャンパンなんであります。


見栄で飲むというよりは美味しさで評価されなければいけない素晴らしいシャンパン・・・なのに巷の評価は「半笑」


先日、アンリ・ジャイエとともに開けられた「ドン・ペリニヨン エノテーク 1973」は30年以上の熟成を経ているのに、枯れた感じやひね香は皆無。きめ細かな泡立ち、葡萄の甘みが凝縮して舌を多い尽くすようなふくよかさ。今年飲んだシャンパンの中でベストでした。こんな熟成感を表現するためにはどんな状態で管理がなされているのでしょう?通常では考えられない味わいでした。アンリ・ジャイエが存在しなければその日最高のお酒であったことは間違いありません。


ドン・ペリニヨン・・・・もっと正しく評価してあげましょう。