ゴミの行方


男の趣味の品々というのは、往々にして家族から邪魔扱いされ、隅へ隅へと追いやられます。


「その”ゴミ”なんとかしてよ」・・・とゴミ扱いされるようになったら覚悟を決めなくてはいけません。



長い間居間に鎮座ましましていた私のオーディオも、同様でとうとう狭い部屋に追いやられることに。まっ、居間では大きな音を許してもらえませんからこちらのほうがいいのかもしれませんけどね(と負け惜しみですが)


で、
こちらの部屋のほうがレコード置き場(これはもっと隅に追いやられています)に近くて、久しぶりに毎日LPばかり聴いています。



LPのコレクションを引っ張り出し始めると、15年ぶりについ一枚一枚を確認し始め、「あれぇ?アンディ・ラヴァーンってこんなに持ってたっけ?」とか「懐かしいなぁぁ、このアルバム」とか「このLP買った記憶が全くない」などとボケがいよいよ深まって老人力が上がっていることを実感します。






今日聴いていたのはキース・ジャレットのスタンダードトリオの初期四枚。シュアのカートリッジからB&W シルバー・シグネチャーを通して最初の一音がなるだけで20数年前の「ああ、ジャレットが帰ってきたぁ」という感動がよみがえってきます。


ipodだけで音楽を聴いていちゃぁいけません。スピーカーから鳴る音を聴かなくちゃ。